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格安SIMのメリット・デメリットとは?格安SIM導入の方法

格安SIMの基本

SIMカードって何?

SIMカードにはICチップがついており、電話番号や電話帳などが記録されています。携帯やスマートフォンの端末のスロットの中に入れて使用されます。日本では2015年までドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアがそれぞれのSIMを使用しそれ以外に変更できないSIMロックをしていました。

2015年5月に総務省が、SIMロック解除の義務化を行い、3大キャリアに縛られていた時代が終わりを告げ3大キャリア以外の通信会社を自由に選択できる格安スマホへの移行が爆発的に進んでいます。

格安SIM会社(MVNO)とは

MVNOは3大キャリアのLTE回線を借りて格安SIMを販売し、独自のプランを提供する格安スマホ事業者のことです。LTE回線の管理はキャリアが行うため、回線の管理に費用がかかりません。また、店舗数が少なく店舗の維持費、人件費がかからないため、キャリアに比較して破格の安さで独自のプランを提供できるのです。

格安SIMの9割はドコモから回線を借りています。一部のau回線を借りているMVNOもあります。ソフトバンクの回線を借りているMVNOは今のところまだ少ないです。

格安SIMのメリット・デメリット

メリット

格安SIMを利用すれば、月額利用料が大幅に削減できます。3大キャリアの2G月額利用料が6500円以上であるのに対して、格安SIM2G音声通話付きプラン月額利用料が1400円からと金額にかなり開きがあることが分かります。

差額が月額5100円とすると、年間で6万円以上もお得です。安さがうりですが、LTE回線は3大キャリアから借りているため通信速度や通話の音声を比較しても極端に落ちるということはありません。またMVNOには2年縛りがないため他の会社のプランに変更しやすくなっています。

デメリット

デメリットは大きく5つあります。1つめは、docomo.ne.jpやezweb.ne.jpといったキャリアメールは使用できません。格安SIMを使っている人はGoogleのG-mailを利用するのが一般的です。G-mailはスマートフォンからだけでなくパソコンからも利用できます。2つ目は、格安SIMに乗り換えると3大キャリアにあった家族間の無料通話やメールが無料になるサービスはなくなります。

格安スマホからはLINE通話やIP電話などの無料通話をできるだけ使うとよいでしょう。3つ目は、格安SIMを利用すると店舗が少ないため分からないことや、トラブルがあった場合に自分で調べるか、ネット、メール、電話などで対応しなければなりません。3大キャリアほどのしっかりした対応は期待できません。

4つ目は格安スマホの通話料は一般的に30秒20円と高めです。長時間電話する人は3大キャリアのかけ放題を利用する方が安くなる場合があります。自分の利用状況を把握したうえで3大キャリアにするのか、格安スマホにするのか選ぶようにしましょう。5つ目はキャリアと比較するとキャリアほどの通信速度はでないため大きな写真などの読み込みには多少時間がかかるということです。

格安スマホはどういう人に向いているか

格安スマホに向いている人は次の4つにあてはまる人です。1つ目は、格安SIMが届いたら初期設定をする必要があります。設定が自分でできることが条件です。2つ目は格安SIMの通話料は30秒20円と高めのため、通話はあまりせずLINEやデータ通信を多くする人が向いています。

3つ目はドコモ回線を使うMVNOが多いためドコモのスマートフォンを持っている人はMVNOに向いています。ドコモSIMから、格安SIMにさしかえるだけでSIMロック解除なしで既存のスマートフォンを利用できます。4つ目はキャリアで契約すると2年縛りがついてくるので契約期間に縛られたくない人は格安SIMのほうが契約期間は短くてすみます。

SIMフリーを導入する方法

端末を手に入れる方法

SIMフリーを導入するためには、まず端末を手に入れなければなりません。方法は2つあります。

  • 今持っている端末のSIMロックを解除する方法
  • SIMフリー端末を購入する方法

SIMロック解除の方法

日本の3大キャリアは長年、他社に顧客が流出しないようにするため他社のSIMが使えないようにSIMロックをしてきました。しかし2015年5月総務省はSIMロック解除を義務付け、これ以降に発売された全端末は自分でもSIMロック解除できるようになっています。

ただし条件がありSIMロック解除できるのは購入後180日以降で、ドコモとソフトバンクは解約90日以降に解除できなくなるので注意が必要です。店でやってもらうと3000円の手数料がかかりますが、自分ですると無料でできます。

SIMフリー端末はどこで買えるの?

SIMフリー端末は家電量販店などのショップやインターネットで購入できます。ポイントサービスやキャンペーンなどを利用して購入するとお得でしょう。SIMフリー初心者は店員に教えてもらえる家電量販店がお勧めです。

SIM購入の方法

格安SIMを購入するには、どこのMVNOに申し込むかを決めなければなりません。データ容量、どのくらい通話するか、どこの回線を使うか、SIMのサイズなどを考え申し込みます。現在の電話番号をそのまま使用したい場合は先にキャリアでMNP予約番号を取得してからMVNOにネットで申込みをします。MNP予約番号取得は店舗か電話ですることができます。

またMVNOの申し込みには引き落としのためのクレジットカード番号の記入や本人確認書類が必要なので運転免許証、健康保険証の画像をアップロードする必要があります。

SIMの設定

電話番号を切り替える

契約するMVNOに申し込みをしたら、SIMカードが送られてきます。切り替えをするのであればMNP予約番号を取得した日から15日以内に新しく契約をするMVNOへ切り替え作業をする必要があります。ネットから電話番号切り替えの申し込みを行います。

ネット接続申込み

SIMカードに同封されているAPN設定の書類を見て自分で設定します。端末の設定→モバイルネットワーク→アクセスポイント名→APNを選択し、データローミングにチェックを入れると作業完了します。スマートフォンの画面上に4GやLTEの表示が出れば設定できています。

新しいスマートフォンに電話帳を移行する

今まで使用していた携帯から電話帳を移行する必要があります。方法は3つあります。

  • SDカードで移行する

ガラケーからAndroidスマホへの移行の場合に有効です。SDカードにデータを保存してmicroSDを取り出し、スマートフォンに直接さすかパソコンを介して電話帳のデータを移行します。

  • Googleアカウントで移行する

すでにスマートフォンを使っているならGoogleアカウントで電話帳を同期させればAndroidでもiPhoneでもどちらでも電話帳を移行できます。

  • 専用アプリで移行する

すでにスマートフォンを使っているならアプリで電話帳を移行できます。AndroidでもiPhoneでもどちらでも電話帳を移行できます。

まとめ

ここまでくれば格安SIMの導入は完了です。あとは自分に必要なアプリを入れ、快適なスマホ環境を整えていきましょう。月々に使用しているデータ量をまめにチェックしてプランを変更し、分からないことが出てきた場合に質問できる窓口を確認しておくとよいでしょう。爆発的な増加をみせている格安SIMですが、あなたも格安SIMを導入し月々の通信料を抑えてみてはいかがでしょうか?

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